「おとな時間の、つくりかた」を読んで思ったこと
はじめに
山本ふみこ。
著者紹介の欄に書いてある文章にひどく共感しました。
ごくあたりまえのような気がしていることを、シアワセと気づいて暮らしたいとねがっている。
幸せって、こうしたら幸せだとか、幸せを待つものではなく、何気ない日常の中に気づくもの、気づける心持ちだと私は思います。
例えば、おいしくご飯を食べることってあたり前のように感じますが、実はあたり前ではなくて。
健康な体で、お金もあり、ゆっくり味わえる時間があるからこそ、おいしいと感じられるんですよね。
そんな些細なことにも、よろこびを感じられる瞬間を大切にしたいです。
おもしろみを見つける
特技は、日々くり返す時間のなかに、おもしろみをみつけること。
著者は随筆家であり、主婦でもあります。
なので、日々こなさなければならない家事があります。
例えば、掃除。
著者は掃除機をかけることが好きではないのですが、掃除機に「スズキサン」と名付けて、掃除機への愛着を育てています。
こうやって、好きではないもの、でもやらなくてはいけないものにおもしろみをみつけるなんて、ステキなことですよね。
私はやらなくてはいけないものは無心になってさっさとやってたんですけど、その行為自体を楽しめたら、日々はもっと機嫌よく過ごしていけますよね。
じんわりと響きます
著者の表現の仕方もじんわりと心に響きます。
例えば、カレンダーひとつとっても、
来る日も来る日も子どもたちのそばにいて、その予定や計画を見守ってくれた存在だと思うと、とくべつな感情が湧く。
かけたときより幾分重くなっているのは、カレンダーが時を吸いこんでいるからであり、子どもたちの予定と計画を預かってくれたからでもあるだろう。
著者にとってカレンダーはタダのカレンダーではなく、思いが込められた存在なのです。
カレンダーもこんな風に表現してくれるなんて、嬉しいでしょうね。
こういう視点が、日々過ぎ去って見逃してしまうような事柄を「たのしみ」に変えてしまう魔法なのですね。
近道などない
思えば、すべての道にほんとうは近道などなく、時間を短縮できないことにこそ値打ちがあるということも、なかなか気づけぬものかもしれない。
この言葉にハッとさせられました。
せっかちな私はすぐ結果を求めてしまいます。
いかに短時間でうまくなれるのか、無理、無駄を省き、最短距離でたどり着こうとしていたか。
地道にする価値、コツコツする努力、一歩一歩着実に進んでいく喜びを軽視していたかもしれませんね。
最後に
こうした一歩一歩の積みかさねの値打ちさえ忘れずにいれば、結果がどうでも、よろこびに満ちた人生を歩いてゆける、と、私は信じます。
いい本に出会えたと喜ぶ今日この頃です。
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