たこさんウィンナー
私は平日毎日お弁当を作っています。
ある日大学生の長女が、
「お弁当のウィンナー、たこさんウィンナー
にしてー。」
と頼んできました。
幼稚園児かっ、と心の中でツッコミながら、
「なんで?」と聞くと、
「だって、その方がウィンナー食べる時、
楽しいやん。」との答え。
さすが我が娘。
日々の何気ない事を
小さな喜びに変える術を知っています。
なので、いつも午前5時起床のところ、
10分繰り上げて午前4時50分 に起きて、
たこさんウインナーに備えます。
長女が中学生の時以来のたこさんウインナー。
その時も長女は学校が楽しくなく、
お弁当食べる時だけは
笑顔になってもらいたくて、
毎日キャラ弁を作っていた事が
思い出されます。
なんていいお母さんなんでしょう!
と、しばし自己陶酔中です。
で、久しぶりに出来た
たこさんウインナーはこちらです。
うーむ、なんとも雑な
たこさんウインナーですな。
まあこれで長女の気も済むことでしょう。
しかし、たこさんウィンナーには
不思議な力がありますね。
ただのウインナーなのに、
包丁で切れ目を入れて焼くだけで、
人を笑顔にさせる。
食べるのが楽しくなる。
ちょっぴり、幸せにさせてくれる。
そういう人に私はなりたい。
(by 宮沢賢治)
こんな風に、たこさんウインナーを
作って喜んでくれる人がいるなんて、
本当に素敵な事だなあ
と思う今日この頃です。