いちごのへた
私が子どもを産んだのは、23歳、25歳の時です。
もちろん、子どもが欲しくて産みました。
でも20代前半の私は精神的にまだまだ幼く、子どもが子どもを育ててる感じで。
それに私は超が付く、面倒くさがり屋。
いつも、どうすれば効率よく物事を済ませることが出来るか、考えて実行していました。
ところでみなさんはいちごを食べる時、ヘタはどうしていますか?
いちごを洗ってヘタを包丁で切ってから食べますか?
それともヘタを切らずそのまま出して、食べる時取りますか?
私はもちろん後者でした。
いちいち、ヘタを包丁で切るのは面倒くさいし、包丁とまな板を洗うのも面倒くさかったのでした。
それに子どもにいちごにはヘタが付いてることも教えられるし、自分でヘタを取らせて、甘やかしたくなかったのです。
自分のことは自分でする子どもになって欲しかったのです。
面倒なのと自立した子に育てたかったのと両方です。
ちょっとした事なんですけどね、いちごを食べる時いつも思い出します。
そして、時は流れ、今。
先日、いちごをもらいました。
さあ、食べようとした時、私はどうしたかと言うと。
ヘタを包丁で切りました。
もうヘタを切るのは面倒ではなくなってたんですよね。
20年と言う歳月が私を成長させてくれました。
娘たちも大きくなり、いちごのヘタなんて何とも思わず、食べてます。
いちごのヘタを自分で取らせるだけで、独立心を育てられる訳はないのですが、 子育てにおいて、子どもの障害物を親がどけるようなことは極力しませんでした。
自分のことは自分で解決できるようになってくれたら、と。
そう育ててきたからか、次女はこんな娘に育ちました。
実は私はツイッターを今まで1回もしたことがなかったんです。
なので使い方が全くわかりません。
でも、ツイッターをしたらブログのアクセスが増やせると知り、始めてみることに。
とりあえず、始めてみたけどちんぷんかんぷん。
なので次女に教えてもらおうと聞きに行くと。
「ツイッター、初心者ってググったらいいで。」
ありゃ、そう来たか。
ありがとう、やっぱり、私の娘。
手取り足取り教えてくれません。
自分のことは自分でする。
いちいち聞かない。
なんて、親に似たんでしょう。
あぶない、あぶない。
危うく娘に甘えるところでした。
ありがたく、アドバイス通り、グーグル先生に教えてもらいますよ。
子どもって育てた通りに育つんですね。
母もこうして娘に自立心を育てられています。
でも、ちょっぴり寂しいなって思う今日この頃です。