ねえ、聞いてよ
昨夜、長女が疲れた様子でバイトから帰って来ました。
「ただいまー。」明らかに不機嫌です。
それもそのはず、この日は朝8時から夜9時までのバイトだったんです。
途中休憩を挟むとしても、1日10時間以上の勤務時間です。
お疲れさま。
「ちょっと、もう少し優しくしてよ。」と長女。
普通疲れたら、何も言いたくないだろうけど、長女は違います。
はい、はい。
ここは話好きの長女の愚痴を聞いてあげなきゃね。
半分寝てた頭を起こし、ダイニングの椅子に腰を掛けると晩ごはんを食べながら長女は話始めます。
「もう、疲れた。
店長は文句ばっかり。
パートの誰々さんは全然動かへん。
お客さんの態度に腹がたつ。」
などなど。
うっぷんが溜まっておりますな。
ドンドン吐き出しちゃえ。
うん、うん、そうなんだあ。
と聞き役に徹します。
そうすると長女の顔がだんだん明るくなってきます。
お腹もいっぱいになり、スッキリしたご様子。
「聞いてくれてありがとう。明日も頑張るわ。」
いえいえ、どういたしまして。
ただ、聞いてただけですけど。
自分の部屋に戻る途中、次女に会ってまた喋り始めます。
バイトが決まった次女に、長女がアドバイス。
「メモと鉛筆を持って行きや。
わからん事あったら、必ず、上の人に確認すること。」
次女もうんうん、と聞いています。
疲れているのに、よく喋るなあ。
長女は特別そうかもしれないけど、人って自分の話を聞いてもらうだけで元気になるんだね。
貧乏性の私にはよくわからないけど、世の中にはお金払ってでも、愚痴を聞いて欲しい人がいるらしい。
よくストレスが溜まったら、衝動買いしたり暴飲暴食したりするけど、後に残るのは嫌悪感だけだったりすることも。
それならお金を払ってでも、他人に愚痴を言う方が賢いかもね。
残るのはスッキリ感だけだし。
よく自己啓発本なんかで、愚痴を言うのはやめましょう、と書いてあったりするけど、私はどうかなと思います。
愚痴ばっかりって言うのは考え物だけど、やっぱり吐き出さなきゃ。
ドンドン心に溜めていくと、より考え方が恐ろしいことになりそう。
適度に吐き出す。
人にもよりますが、女の人は特にそうじゃないかな。
もちろんTPOを考えてね。
ブログにしてもそうですよね。
自分の考えや想いなんかを書き出す事で、感情が解放されてスッキリします。
心の整理がつくと言うか、より冷静に物事を考えられる様になりますよね。
(なかには、そうじゃない方もいらっしゃいますが。)
それを読んでくれる人がいるなんて、嬉しいです。
私も「ねえ、聞いてよ。」って思いながらブログを書く今日この頃です。